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食欲を抑える薬(サノレックス)とは?副作用はやばい?値段や他の食欲抑制剤との違いを解説

食欲を抑える薬(サノレックス)とは?副作用はやばい?値段や他の食欲抑制剤との違いを解説

食欲抑制剤として日本で認可を受けている薬には、「サノレックス」が挙げられます。

一方で、「リベルサス」を始めとした「GLP-1ダイエット薬」も人気の高い食欲抑制剤の1つです。

食欲抑制剤の種類

食欲抑制剤は市販されておらず、入手するためには病院やオンラインで診察を受ける必要があります。

なお、市販のサプリメントは「薬」とは別物で、効果に科学的根拠はありません。

そのため、本気で痩せたいと思うのなら、「医療用医薬品」に該当する食欲抑制剤を使うのがおすすめです。

▼食欲抑制剤はオンラインでも買える▼

初診からオンラインOK
ファイヤークリニック

ファイヤークリニック

サノレックス 27,500円/30日分
リベルサス 11,000円/30日分
  • 初診からオンライン対応
  • 医療ダイエット専門院
  • 診察代と送料は無料

※税込み/自由診療

日本で認可のある食欲抑制剤は「サノレックス(マンジドール)」のみ

世界各国ではさまざまな食欲抑制剤が使われていますが、日本で認可のある薬は「サノレックス」のみです。

サノレックスは、「マンジドール」と呼ばれる有効成分が入った薬で、実際に肥満外来で処方されています。

日本で認可のある食欲抑制剤は「サノレックス(マンジドール)」のみ

≫ほかの食欲抑制剤の特徴も見る

【効果】サノレックスとは肥満治療薬の1つ

サノレックスは「食欲抑制」の効果が期待できる、肥満症治療薬の1つです。

服用すると、有効成分のマンジドールが、脳の視床下部にある「食欲中枢(満腹中枢・摂食中枢)」に働きかけます。

サノレックスの作用機序(しくみ)
満腹中枢を亢進 少量の食事でも
満足しやすくなる
摂食中枢を抑制 空腹を感じにくくなる

人間の食欲をつかさどる脳の部位は、「満腹中枢」と「摂食中枢」の2つがあります。

満腹中枢は「満腹感」をつかさどる部位で、亢進(こうしん)されると少量の食事で満足しやすくなるのです。

摂食中枢は「空腹」を感じる部位で、サノレックスの作用で抑制されると空腹を感じにくくなります。

食欲中枢への刺激で食事量が減ると、徐々に体重も減少しますよ。

【副作用】サノレックスには依存症のリスクあり

サノレックスには、依存性や睡眠障害など注意したい副作用がいくつかあります。

▼サノレックスの危険な副作用

  • 依存性
  • 肺高血圧症
  • 口渇感、便秘
  • 精神障害、抑うつ、幻覚
  • 頻脈、不整脈、心筋梗塞
  • 睡眠障害

依存性の副作用は特に注意が必要であるため、現在は1回に14日分までしか処方を受けらず、連続使用できるのは3か月までです。

また、精神疾患や内臓に障害がある方は副作用が出やすいことから、服用が難しい場合も。

サノレックスとは併用できない薬も多いので、既往歴や服薬している薬がある場合は、診察の際に必ず医師に伝えましょう。

サノレックスは副作用が起こりやすいため、取り扱うクリニックが減っています。

参考:サノレックス錠の投与期間が3ヵ月を限度とされているのはなぜですか?

【値段】サノレックスの相場は1錠400〜500円

サノレックスの相場は、1錠あたり400〜500円、1か月あたり12,000〜15,000円です。

医師から「高度肥満症」の診断を受けた場合のみ、保険が適用されて3割負担の金額で入手できます。

一方で、美容や痩身目的で服用する場合は保険適用外、全額が自己負担のため高額になりがちです。

▼サノレックスの料金表(1錠あたり)
ファイヤークリニック 916円
湘南美容クリニック 550円
クリニーク 550円
あいざわクリニック 550円
日本橋クリニック 433〜450円
Wスキンクリニック 283〜350円
みずほクリニック 550円
福島吉野スマイル内科
循環器内科
290円
あおい皮膚科 550円
JR三田駅前
AGAクリニック
200円
白山クリニック 550円
六本木スキンクリニック 920〜957円
シロノクリニック 550円

※税込み/自由診療

サノレックスは通販や個人輸入でも買える?

サノレックスは「向精神薬」に該当する薬であり、通販サイトや個人輸入サイトでの販売は違法です。

そのため、通販や個人輸入サイトでは販売されていません。

なお、向精神薬は依存性の強い薬のことで、自己判断で服用を続けると取り返しのつかない事態になることもあります。

市販やAmazonでもサノレックスは買える?

ドラッグストアやAmazonなどでも、サノレックスは販売されていません。

入手できるのは美容クリニックや精神科などの病院や、オンライン診療のみです。

なお、購入時には、必ず医師の診察が必要です。

【種類】サノレックスの代用品は?食欲を抑える薬の一覧と特徴を紹介

サノレックス以外にも、日本ではいくつかの食欲抑制剤が流通しています。

【種類】サノレックスの代用品は?食欲を抑える薬の一覧と特徴を紹介

リベルサスやウゴービなどの「GLP-1ダイエット薬」は、日本でも肥満治療に用いられている食欲抑制剤です。

海外製の食欲抑制剤は入手ルートが限られることから、一部のクリニックのみで販売されています。

また、市販の「ホワイトルナ」は生理前の異常な食欲にのみアプローチできる薬のため、ダイエット薬として使われることは少ないです。

市販薬よりも、病院で買える薬の方が、高い効果が期待できます。

リベルサスやウゴービ(病院で買える食欲抑制剤)

「リベルサス」や「ウゴービ」など食欲抑制剤は、まとめて「GLP-1ダイエット薬」と呼ばれます。

サノレックスのような依存性がない一方で、高いダイエット効果が期待できると今話題の医薬品です。

▼サノレックスとGLP-1ダイエット薬の違い
サノレックス 依存性
あり
飲み薬 12,000〜
15,000円
GLP-1
ダイエット薬
依存性
なし
飲み薬 10,000円
前後
注射薬 15,000円
前後

GLP-1ダイエット薬も、科学的根拠のある食欲抑制剤の1つです。

bbx・リポドリン・リデュース(海外製のサプリメント/食欲抑制剤)

商品名 食欲
抑制
正規品
入手
成分 副作用
bbx × α-リポ酸
L-カルニチン
など
リポドリン × × ヨヒンビン
緑茶葉エキス
など
リデュース ジブトラミン 血圧上昇
心拍数増加

「bbx」「リポドリン」は海外製のサプリメント、「リデュース」は海外で使用される食欲抑制剤です。

日本では流通量が少なく、国内での有効性や安全性に関する研究は進んでいません。

なお、リデュースに含まれる有効成分のジブトラミンは副作用が強く、アメリカでは死亡者が出ています。

安全性に不安のある薬の使用は、避けるのがベターです。

市販の食欲抑制剤

市販の食欲抑制剤

市販では、生理前の異常な食欲に働きかけられる医薬品「ホワイトルナ」が販売されています。

店舗では取扱がなく、購入できるのはAmazonと楽天市場のみ。

なお、医師の診察なしで買えるメリットがある一方、1日9錠と服用量が多いデメリットがあります。

ホワイトルナは、漢方薬が主成分の市販薬です。

市販のサプリメントや健康食品にも食欲抑制剤の効果はあるの?

サプリメントは「食品」の1つであるため、医薬品のような食欲抑制の効果は期待できません。

一方で、健康食品の1つである「特定保健用食品」「機能性表示食品」には、ダイエットをサポートする機能を持つ商品もあります。

分類 効果 商品名の例
医薬品 食欲の抑制 リベルサス
サノレックス
特定保健用食品
※トクホ
糖の吸収を
おだやかにする
サラシア100
機能性表示食品 食事の糖や脂肪の
吸収を抑える
カロリミット
BMIやお腹の脂肪を
減らすのをサポート
ターミナリ
アスリム+
栄養機能食品 栄養の補給 マルチビタミン
サプリメント 栄養の補給 ネイチャーメイド

過度な栄養不足はリバウンドの原因になるため、サプリメントでの栄養補給も大切です。

【一覧表】食欲抑制剤の購入方法と値段は?保険適用の有無も解説

食欲抑制剤は、病院やオンライン診療で処方を受けられます。

市販はされておらず、購入時には必ず医師の診察が必要です。

▼食欲抑制剤が入手できる場所

  • 病院
  • オンライン診察
  • 個人輸入サイト

美容クリニックや精神科で処方してもらう

肥満外来・美容クリニック・精神科などの病院でも、食欲抑制剤の処方が受けられます。

クリニック
フォア
湘南美容
クリニック
サノレックス 550円/錠
リベルサス 8,027円/月 11,000円/月
オゼンピック 29,700円/本 24,750円/本
サクセンダ 59,800円/本
店舗 ≫クリニック一覧 ≫六本木院
オンライン対応 ≫詳細 ≫詳細

※税込み/自由診療

オンライン診療で処方してもらう

医師の診察が電話やビデオ通話で受けられる「オンライン診療」でも、食欲抑制剤の処方が受けられます。

処方された薬は郵送で自宅のポストに届くため、病院や薬局へ行く手間なくダイエットを始めることが可能です。

オンライン処方は
2回目以降から可能
サノレックス
初回からオンラインで
処方が可能
GLP-1ダイエット薬
※リベルサスなど

※医師の判断によってはお薬を処方できない場合があります。

サノレックスは危険な副作用があることから、多くの場合、初回は直接通院して処方を受ける必要があります。

一方で、リベルサスなどのGLP-1ダイエット薬は、初回からオンライン診療での処方が可能。

病院へ行く時間や手間を省きたい方は、GLP-1ダイエット薬から試すのがおすすめです。

なお、ダイエット目的での食欲抑制剤の処方は、病院でもオンラインでも保険適用外です。

個人輸入サイトで購入する

リベルサスやリポドリンなど、一部の食欲抑制剤は個人輸入サイトでも購入できます。

ネットショッピングのように手軽に薬が手に入れられますが、利用にはさまざまなデメリットも。

個人輸入のデメリット

  • 病院やオンライン診察よりも高額
  • 偽物が届くリスクがある
  • 個人情報が取られる可能性がある
  • 有害物質の混入リスクがある

特に怖いのは、「有害物質の混入」が原因の健康被害を受けるリスクがあることです。

過去には、偽ダイエット薬の使用で気持ち悪さや頭痛などの副作用が続いたケースもあります。

取り返しのつかない事態を回避するためにも、個人輸入サイトの利用は避けましょう。

【Q&A】食欲抑制剤は効果大?食欲を減らす薬に関するよくある疑問

Q.

食欲を抑える薬(サノレックスなど)は、精神科でもらえるの?

食欲を抑える薬は、精神科で処方されることもあります。

精神科で処方を受けられるのは、過食症を伴う「重度肥満症」の診断を受けた場合などです。

ただし、依存傾向の強い方や低体重の方は、サノレックスの処方を受けられない場合もあります。

Q.

オオサカ堂などで販売している食欲抑制剤の種類は?

オオサカ堂などの個人輸入サイトでは、「リベルサス」が販売されています。

ただし、個人輸入サイトのリベルサスは、オンライン診療の価格よりも高額です。

さらに、偽物が送られてくる可能性もあるため、個人輸入サイトの利用はおすすめしません。

Q.

食欲抑制注射とは?

食欲抑制注射は、名前のとおり食欲を抑える効果が期待できる注射薬です。

サクセンダやオゼンピックが、食欲抑制注射に該当します。
注射することで食欲が抑えられるのは、有効成分が脳の「食欲中枢」に作用したり、胃腸の動きを緩やかにしたりするためです。

Q.

サノレックスなどの食欲を抑える薬は保険適用?

食欲抑制剤は、「高度肥満症」や「肥満症」に該当する場合に保険適用が受けられます。

ただし保険が適用されるのは、食事療法や運動療法で効果が出なかった場合のみです。

Q.

漢方薬で食欲を抑える薬はある?

食欲抑制の効果が認められている漢方薬はありません。

現在、日本で流通している食欲抑制剤は、サノレックスとGLP-1ダイエット薬の2種類のみです。

▼漢方薬の種類とダイエット効果
ボウフウツウショウサン
防風通聖散
便通の改善
脂質代謝の促進
ボウイオウギトウ
防已黄耆湯
むくみの改善
ダイサイコトウ
大柴胡湯
脂質代謝の促進
コレステロール
上昇の抑制

ダイエット薬として服用できる漢方薬には、食欲抑制剤と同様に、食欲不振・腹痛・下痢などの副作用があります。

Q.

リベルサスとサノレックス、効果が高い食欲を抑える薬はどっち?

リベルサスは発売開始からまだ間もない薬のため、優位性のわかる研究結果は明らかになっていません。

それぞれ特徴が異なるため、効果はもちろん予算や要望にあわせた薬を使いましょう。

▼食欲抑制剤の特徴
リベルサス サノレックスよりも安い
依存性がない
まとめて購入できる
服用後30分は飲食できない
処方は1シート単位が多い
※余った薬の返品は不可
サノレックス 条件次第では保険適用
1錠単位で購入できる
1回での購入は~2週間分
依存症のリスクがある
連続使用は3か月まで

Q.

サノレックスのダイエット効果は高い?どれくらい痩せる?

2022年に行われた海外の調査では、3か月で約8%の体重減少が報告されました。

調査結果

対象 重度の肥満症の人
3か月使用 約8%の体重減少
6か月使用 約10%の体重減少

また、別の海外の調査(肥満症)では、7か月で20%の体重減少が報告されました。

これらの結果からサノレックスは、肥満症の治療に役立つダイエット薬であることがわかります。

Q.

サノレックスを処方してもらうには?

サノレックスを処方してもらうには、病院やオンライン診療で医師の診察を受ける必要があります。

医師の診察が必要なのは、サノレックスの服用にはリスクがあるためです。

サノレックス処方の手順

  • 電話や公式サイトで診察を予約
  • 病院の受付で問診票をもらって記入
  • 医師の診察
  • 診察で問題がなければ血液検査
  • 検査結果に問題がなければ薬を処方
  • 受付で会計、薬の受け取り

診察では、副作用やリスクの説明を受けられます。

万が一のトラブルが起こった際、どのように対処するのかも医師から教えてもらいましょう。

未承認医薬品等 異なる目的での使用:リベルサス・サクセンダ・オゼンピック・ウゴービ・サノレックス・リデュースは、国内ではダイエット効果の承認を受けていません。
入手経路等:国内医薬品販売代理店
国内の承認医薬品等の有無:国内でダイエット効果の承認を受けた医療用医薬品はありません。
諸外国における 安全性等に係る情報:低血糖・急性膵炎・胃腸障害の張り等のリスクがあります。
医薬品副作用 被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、 国の医薬品副作用被害救済制度の対象外です。

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