オゼンピック（GLP-1ダイエット）は効果的？ほかの薬との違いや副作用、値段相場を紹介

オゼンピックは、「GLP-1受容体作動薬」と呼ばれる注射タイプの医薬品です。

糖尿病の治療のほか、食欲抑制の効果が見込めることから、ダイエット薬としても利用されています。

国内では、8種類のGLP-1受容体作動薬が、肥満症や糖尿病の治療に使われています。

ほとんどのGLP-1製剤は、毎日欠かさず投与することが必要です。

しかし、オゼンピックは効果の持続期間が長いため、週1回の注射のみでダイエット効果が見込めます。

オゼンピックの相場は1本2～3万円、病院だけでなくオンライン診療でも購入できます。

オゼンピックが安いのは？
おすすめクリニックの値段表

	クリニック フォア	elife （イーライフ）
	満足度95％※1 人気クリニック	診察は電話 365日診察OK
オゼンピック 約1か月分	14,850円 診察：無料※2 送料：1,100円 ーーーーーー 15,950円	13,450円 診察：無料 送料：無料 ーーーーーー 13,450円
営業時間	7：00～24：00	7：00～22：00
詳細	公式サイト	公式サイト

※1：2021年1月~2021年11月にクリニックフォアを受診した人へのオンライン診療の受診についてのアンケート結果※2：診察料が無料になるのはお薬を処方される場合に限ります。お薬を処方されない場合は、診察料が発生いたします。※税込み/自由診療

オゼンピックとは？GLP-1ダイエットに使う薬剤の1つ

▼オゼンピックの特徴

「オゼンピック」は、GLP-1ダイエットや糖尿病の治療に使う、注射薬（GLP-1受容体作動薬）の1つです。

GLP-1ダイエットは、無理な食事制限や運動なしで痩せられると話題の、医学的根拠に基づいた正しいダイエット法のこと。

使用すると自然に食欲が落ちる「GLP-1ダイエット薬」を使って食事量を減らし、体重減少を目指します。

体重の減り方には個人差がありますが、1か月で2～3kg以上落ちる方もいますよ。

オゼンピックで食欲が落ちる仕組み

オゼンピックで食欲が落ちるのは、体内にあるホルモンの1つである「GLP-1」の作用によるものです。

「GLP-1」は、もともと人間の体内にも存在している物質です。

GLP-1は、脳にある食欲中枢に作用、また胃腸の動きを緩やかにして胃の中に食べ物を長く留めます。

その結果、満腹感が続くため、「食べたい欲求」を抑えられるのです。

【オゼンピックの特徴と効果】GLP-1ダイエットに使われる他の薬との違いを解説

GLP-1ダイエットには、「GLP-1受容体作動薬」と呼ばれる医療用医薬品が使われています。

日本で流通する「GLP-1受容体作動薬」は現在8種類、ほとんどは2型糖尿病の治療に使われる薬です。

一方で、「オゼンピック」「リベルサス」「サクセンダ」の3種類は、ダイエット目的での処方数も増えています。

「オゼンピック」「リベルサス」「サクセンダ」は、どれも食欲抑制の効果が期待できます。

それぞれの違いは、有効成分・使用実績・使用頻度などです。

どの薬も海外で肥満治療に使われており、アメリカFDAに一定の安全性と有効性が認められています。

オゼンピックの特徴：注射タイプのGLP-1ダイエット薬

オゼンピックは、注射タイプのGLP-1ダイエット薬です。

注射薬と飲み薬で、ダイエット効果に大差はないとされます。

そのため、GLP-1ダイエット薬は、続けやすさや値段などを基準に選ぶのがおすすめです。

価格はクリニックによって異なりますが、飲み薬の方がやや安価です。

ただし、飲み薬は毎日必ず「朝食前」に服用する必要があり、服用後30分間は飲食ができないなど使用のルールが細かい点がデメリット。

朝の時間に余裕がない方は、使う時間帯に制限のない「注射薬」がおすすめです。

※料金は初月の目安/投与量が増えると1か月にかかる費用も高くなります。

オゼンピックの特徴：週に1回だから打ち忘れにくい

オゼンピックは、週に1回の注射のみでダイエット効果が期待できます。

使用頻度が少なくても効果が見込めるのは、有効成分の「セマグルチド」のおかげです。

オゼンピックに含まれる「セマグルチド」は体内に長くとどまる性質があるため、1回の注射で効果が長く持続します。

▼GLP-1ダイエット薬の使用頻度
オゼンピック	週に1回の頻度で注射
サクセンダ	一定の時間に毎日注射
リベルサス	朝食前に毎日服用

オゼンピックは毎日薬を投与する必要がないため、忙しい方でも続けやすいことが特徴です。

オゼンピックの特徴：実際に肥満治療に使われている

オゼンピックは、海外や日本の肥満症外来で「肥満症治療薬」として使われる薬です。

世界各国で研究が行われており、食欲の抑制や体重減少の効果が期待できることも明らかになっています。

▼オゼンピックの科学的根拠
海外での調査1	約4か月で6〜13.8%の体重減少
海外での調査2	68週間で5%以上の体重減少
海外での調査3	30週間で-5.8kgの体重減少

※薬の効果を保証するものではありません

オゼンピックとサクセンダの違いは？

オゼンピックとサクセンダは、配合されている有効成分の種類や、体重減少の効果の得やすさが異なります。

ヨーロッパで行われたGLP-1ダイエット薬の試験では、サクセンダよりもオゼンピックの方が体重減少の効果が高いと報告されています。

ただし、オゼンピックは継続利用により効果が薄れやすいデメリットがある点には注意が必要です。

オゼンピックとリベルサスの違いは？

オゼンピックとリベルサスの違いは、使い方や使用頻度、値段などです。

	オゼンピック	リベルサス
分類	注射	飲み薬
頻度	週1	毎日
料金 ≫クリニックフォア	14,850円	8,027円

※オゼンピックは0.25mgの投与を行う場合の価格/税込み/自由診療

配合されている成分は同じなので、期待できる効果は同一ですよ。

リベルサスは飲み薬のため、使用のハードルは低めです。

ただし、「朝起きてすぐ毎日飲む」「服薬後30分服薬後間は飲食禁止」などの細かいルールが設けられているため、続けるのが億劫になる方も。

毎朝の服薬が続けられそうにない場合は、週に1回の投与で効果が期待できるオゼンピックを選ぶのがおすすめです。

【オンライン診療の値段一覧表】オゼンピックの値段相場は2～3万円

オゼンピックの値段相場は、1本あたり2〜3万円です。
1本あたり2mgの薬剤が入っており、0.25mgずつ使うと1本で8回（約2か月）使えます。
オゼンピックの料金表

名称	1本/約2か月分	診察	送料
クリニックフォア	26,730～ 29,700円	無料※	1,100円
DMMオンライン クリニック	23,833～ 24,200円	無料	550円
elife（イーライフ）	22,000～ 26,900円	無料	無料

※診察料が無料になるのはお薬を処方される場合に限ります。
お薬を処方されない場合は、診察料が発生いたします。※税込み/自由診療※月額料金は0.25mgずつ使用した場合

オゼンピックの月額料金は、10,000～15,000円ほどです。

なお、オゼンピックは1本単位で購入するよりも、まとめ買いや定期便のほうが割安。

コスパを重視するなら、まずは1本試したあと、まとめ買いや定期便に切り替えるのがおすすめです。

オゼンピックの効果的な打ち方は？使用量や使い方をチェック

オゼンピックは、週に1回、決まった曜日に注射器で投与します。

使用の タイミング	週に1回 決まった曜日
投与量	初回〜4回分：0.25mg ※効果が出なければ増量
注射する場所	お腹や太もも
使用期間の 目安	3〜6か月以上
注意点	初回は空打ちを行う 未開封時は冷蔵保存 開封後は常温保存 針は一般ゴミに捨てられない

オゼンピックは、「皮下注射（皮膚の下に薬を投与する方法）」です。

そのため、注射の技術がない方・初めての方でも、簡単に注射が行えます。

血管や筋肉に刺す注射は難しいですが、皮下注射は簡単ですよ。

0.25mgの投与から始めて徐々に量を増やす

オゼンピックは、0.25mgから投与を始めます。

4週間（4回分）使用しても効果が得られない場合は、徐々に投与量を増やしましょう。

▼オゼンピックの増やし方
0.25mg	初回
0.5mgに増量	0.25mgの投与を 4週間続けても効果が出ない場合
1.0mgに増量	0.5mgの投与を 4週間続けても効果が出ない場合

なお、オゼンピックの投与量を増やすと、副作用が起こりやすくなります。

投与量を増やしたあとに、副作用が強く出たら量を減らすこともありますよ。

増量は自己判断で行わず、必ず医師に相談してから試してくださいね。

初回は使用前に「空打ち」を行う

オゼンピックを打つ前には、「空打ち」などの準備が必要です。

空打ちが必要なのは、注射器内の空気を抜くため。

空打ちをしないと薬剤がうまく投与されないため、必ず行ってくださいね。

また、使った注射針は使用するたびに外します。

針は一般ゴミとして捨てられないため、クリニックへ郵送するか、持ち込むのが一般的です。

お腹や太ももなどに注射を打つ

オゼンピックは、お腹や太ももなどに注射器で投与します。

同じ場所ばかりに打つと皮膚が硬くなってしまうため、打つ場所は都度2〜3cmほど変えるのがおすすめです。

なお、注射は1週間に1回打ちます。

万が一打ち忘れてしまったら、気づいた時点ですぐに打ちましょう。

※普段注射を打つ曜日までの期間が2日未満の場合は打ち忘れの注射をせずに、普段の曜日まで待ちましょう。

ダイエット期間は3〜6か月が目安

オゼンピックを使ったダイエットでは、3〜6か月ほどかけて体重を落とします。

急激な体重減少は体への負担になるだけでなく、リバウンドの原因にも。

なお、BMI25以上の肥満に該当する場合は、3〜6か月で3%の体重減少率が理想とされます。

美容クリニックなどの「ダイエットプログラム」でも、3か月で目標体重まで落とすのが一般的です。

体重減少率の計算方法

GLP-1ダイエットでは食事制限も必要？

オゼンピックを使ったGLP-1ダイエットでは、無理な食事制限なしでダイエットを続けられます。

ただし、カロリーを気にせず、甘い物・油物ばかり摂取していたら、痩せるまでに時間がかかってしまうことも。

食事の内容に気を配ることで、より短期間でのダイエット効果が見込めますよ。

ジュースをお茶に変える、揚げ物を食べる頻度を減らすなど、無理のない範囲で食事に気を配りましょう。

オゼンピック（GLP-1ダイエット）は違法？危険性やデメリットを紹介

オゼンピックにはメリットや魅力も多い一方で、副作用などのデメリットも存在します。

知識のない状態で利用すると、「こんなはずではなかった」と後悔することも。

後悔しないためにも、危険性やデメリットを理解した上で利用しましょう。

ダイエット目的での使用は違法ではない

ダイエット目的でのオゼンピック投与に、違法性はありません。

実際、海外では肥満の治療薬として認可されており、ダイエット目的での処方が行われています。

▼オゼンピックの認可
日本	2型糖尿病の治療薬
海外	肥満症の治療薬

一方で、一部の医師からは「普通体系・痩せ型の人は使うべきでない」といった意見も挙がっています。

美容目的での使用に反対意見があるのは、供給不足や健康被害が懸念されるためです。

多くの場合、BMI18.5以下に該当すると、オゼンピックを含むGLP-1ダイエット薬の処方が受けられません。

あなたの体型で「オゼンピックを使用しても大丈夫なのか」は、医師に判断してもらいましょう。

オゼンピックには低血糖・胃腸障害などの副作用あり

オゼンピックを始めとしたGLP-1ダイエット薬には、低血糖や胃腸障害（下痢や便秘）などの副作用があります。

▼オゼンピックの副作用
よくある副作用	悪心（気持ち悪さや吐き気） 下痢や便秘、嘔吐
まれに出る副作用	頭痛、腹痛 消化不良
危険な副作用	低血糖 急性膵炎

悪心や下痢などの症状は、オゼンピックの投与を続けていると落ち着くことが多いです。

ただし、低血糖や急性膵炎などは、放っておくと悪化することも。

万が一、めまいや動悸、激しい腹痛など低血糖や急性膵炎の初期症状が出たら、すぐに医師に相談しましょう。

副作用がひどい場合は、オゼンピックの投与量を減らしたり、中止したりします。

食事量が少ない場合は効果が出にくく痩せない場合もあり

食事量が少ない方は、オゼンピックを利用しても食事量が変わらず、痩せられないことがあります。

もともと食事量が少ない場合は、他のダイエット薬を利用するのがおすすめです。

たとえば、お菓子や肉類が好きな方は「脂肪の吸収を抑制するダイエット薬」がぴったり。

また、むくみがひどい方には、「漢方薬」を使ったダイエットが向いています。

オゼンピック皮下注射の効果やGLP-1ダイエットに関するQ&A